がんばった6年生
5・6年の理科の時間は、「植物の発芽と成長」に引き続き、「魚のたんじょう」の学習し、植物も動物も、将来に自分たちの子孫を残すために一生懸命生きているという勉強をしています。
そんな学習の中で、「学校の『いきいきワールド』(ビオトープ)は、今はとんでもない草に覆われているけど、本当は、黒メダカをはじめとする生き物がたくさん住んでいるはずなんや。」と伝えていました。
ちなみに、こんな状況です。
そして、学習を進めていくと、6年生が自主的に「『いきいきワールド』を掃除したい。」と申し出てきました。
そこで、「とんでもない状況になってるし、どこまでやれるかわからんけど、まぁやらせてみるか。嫌になったら、そこまでや。」と軽い気持ちでOKを出しました。
そして本日、午後の2時間をかけて、ビオトープの掃除をしました。
水の中には何があるかわからないので、長ぐつとゴム手袋をつけて、ケガをしないように気をつけて作業を始めました。
始めたときは、ガマの根を取り除くことはむずかしいだろうから、畳1枚分ほどの水面が表れればいいかというくらいの感覚でした。
最初は、ガマの茎をもって引き抜いていましたが、それではらちが明かないと気づいた子どもたちは、水中にある根を鎌で切ってはがし始めました。
そうすると、おもしろいように水面が広がっていきます。
みるみるきれいになっていくビオトープに、子どもたちのやる気もどんどん増し、長ぐつの中に泥水が入ろうが顔に泥が跳ねようが、気にすることもなく一生懸命作業を続けました。
すると、5時間目を終えた1年生が応援にやってきてくれました。
「がんばれー!大きなカブみたいやー!」
そして、かけ声はもちろん「うんとこしょ、どっこいしょ!」
大きなカブならぬ大きなガマの根をたくさん取ったビオトープは、見ちがえるようにきれいになりました。
6年生も、ここまで水面の見えるビオトープは初めてらしく、「幼稚園のときから見たことなかった。」と言うほどです。
6年生の作業を見ていて、たいへんな作業に一生懸命取り組む意欲と、7人全員が男女仲よく協力する姿に感心し、とてもうれしく思いました。
今は水が濁っていて、生き物はほとんど見えませんが、泥が沈んで水が澄んでくると、いろんな生き物と出会えるものと思っています。本当に、6年生はいい仕事をしました!
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